NanoWorld の高速AFM (HS-AFM) 用Ultra-Short Cantilevers (USC)は、MHz帯の共振周波数の微小カンチレバーです。鋭い先端、耐摩耗性に優れたティップを備えています。
USCシリーズのカンチレバーは短冊型、クオーツライク材料で作られています。ディフレクションレーザー反射のためカンチレバー両面に金コートをしていますが、ティップはコーティングされていません。
耐摩耗ティップはnanotools GmbH と共同開発されたもので、高速での長走査距離のスキャンに耐えられます。High Density Carbon/Diamond Like Carbon (HDC/DLC) 材料で作られており、硬く、耐摩耗性に優れています。高さ2.5μm ティップ先端の曲率半径は10 nm以下です。アスペクト比は5 : 1 、傾斜補正は8° ですので、対称性の良いイメージングを可能にします。
シリコン製支持チップは標準的なサイズです (1.6 mm x 3.4 mm x 0.3 mm)。チップのコーナーをエッチングすることにより、スキャン中に支持チップとサンプルの接触を避けます。さらにシリコン製支持チップの背面にアライメント溝を持ち、アライメントチップと一緒に使用していただくと、大きくレーザー位置調整をすることなくプローブの交換をすることができます。
USC-F1.2-k0.15 は主に液中高速測定のために設計されています。もちろん、大気中測定にもご使用いただけます。 (アプリケーションにご注意ください)
この製品にはホルダーチップの背面にアライメント溝があります
Actin filament on Mica with APTES. Buffer:100 mM KCl, 2 mM MgCl2, 1 mM EGTA, 20 mM Imidazole-HCl, pH7.6 Observed by HS-AFM.
スキャン NanoWorld USC-F1.2-k0.15
Image courtesy of Prof. Kodera, nanoLSI, Kanazawa University, Japan
Actin filament on Mica with APTES. Buffer:100 mM KCl, 2 mM MgCl2, 1 mM EGTA, 20 mM Imidazole-HCl, pH7.6 Observed by HS-AFM.
スキャン NanoWorld USC-F1.2-k0.15
Image courtesy of Prof. Kodera, nanoLSI, Kanazawa University, Japan